月別アーカイブ: 2011年5月

宙(そら)読む月日 (3) プロジェクト・チーム紹介 前篇 ゲイツ

のぶおパレットつじむら

ビッグ・ヒストリー・プロジェクトは、2008年のゲイツさんとクリスチャンさんの出会いから始まりました。
2010年にはプロジェクト・チームが結成され、カリキュラムが練られ始めます。
2011年9月には、アメリカ(米国)の6つの高校で、ビッグ・ヒストリーの実験的導入が始まります。
2012年には、実験的導入をオーストラリアに広げ、米豪あわせて50校でビッグ・ヒストリー教育が実施される予定です。現在、実施希望校を募集しています。
2013年には、カリキュラムが公開され、コース(教育課程)は学習者すべてにネットで無料で提供されることになっています。

このプロジェクトは100%慈善事業で、教材はすべて無料です。このような大がかりな事業は、ゲイツさんの支援なしにはなしえなかったことでしょう。

プロジェクト・チームは、共同創始者のゲイツさんとクリスチャンさんと、4名の学術顧問からなっています。ここで1人1人紹介していきましょう。

ビル・ゲイツさんは、1955年、アメリカのシアトルで生まれました。本名はウィリアム・ヘンリー・ゲイツ3世 William Henry Gates III といいます。父のゲイツ2世 Gates II (またはゲイツ・シニア Gates Sr.)さんは弁護士でした。後妻で母のメアリー Mary さんは中学校教師で、退職後はワシントン大学 University of Washington 理事や慈善団体ユナイテッド・ウェー United Way の役員をつとめています。

ゲイツ(3世)さんは、SFドラマ「スター・トレック」STAR TREK が大好きな少年で、子どもの頃からSFはじめ小説、科学者の伝記など、ジャンルを問わない読書家でした。また、大の数学好きでもありました。

1968年、ゲイツさんが中学生のとき、通っていた中高一貫校にコンピュータ教育が導入されます。運命の出会いです。当時コンピュータはとても高価で、学校でコンピュータそのものを買うことはできませんでした。そこでGE社が所有するコンピュータ「マークII」と学校のテレタイプを電話回線でつなぎ、使うときだけ使用権を借りることになりました。当時は1時間あたり40ドルが相場だったそうです。
ゲイツさんはたちまちプログラム作りにのめりこみ、ポール・アレン Paul Allen さんら同じ学校の仲間たちと、早くもビジネスを始めました。シアトル市の交通量調査をグラフ化できるプログラムを開発したり、あるコンピュータ会社の給与計算プログラムをつくったり、自分たちの通う学校にクラス編成のプログラムを納品したり、というのが最初の仕事でした。日本だったら、生徒が自分の通う学校(とくに小中高)を相手にビジネスするなんて認められないのではないでしょうか。

こうしてプログラマーとしての実力をつけたゲイツさんは、1973年ハーヴァード大学 Harvard University に進学します。
ところが、同年にインテル Intel 社が、大型コンピューターと同等の情報処理能力をもつ、マイクロプロセッサ「8080」を発表します。
翌1974年には、これを搭載した世界初の個人向け・組立式コンピュータ「アルテア8800」が、MITS社から発売されました。アルテア Altair という名前は「スター・トレック」に出てくる、アルタイル6号星 Altair VI (日本語吹替ではアルター6号)から来ています。

ゲイツさんとアレンさんは、かねてから、コンピュータが一家に一台、オフィスの机に一台ずつ乗る時代が必ず来ること、それを動かすためのプログラム(ソフトウェア)に大きな需要が生まれることを見抜いていました。2人は1975年、アルテアを動かすためのプログラム「BASIC」を開発します。そして共同でマイクロソフト社を創業し、MITS社とライセンス契約を結ぶことに成功しました。この後、ゲイツさんはビジネスに専念すべく、大学を離れます。

こうして高性能のマイクロプロセッサ、それを搭載した小型コンピュータ、これを動かすソフトウェアの3つが揃い、パーソナル(個人向け)コンピュータの時代が幕を開けました。

ゲイツさんは2008年にマイクロソフト社の常勤を退きます。現在も同社の会長ではありますが、活動の中心は妻のメリンダ Melinda さんと創設したビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団を通じた社会奉仕へ移しています。これは「事業で収益を得たら、地域や社会に貢献を」という両親の教えにならったものです。(*7)

こうして見ると、ゲイツさんはスター・トレックと縁がありますね。ビッグ・ヒストリーとも遠からぬ縁を感じます。また、ゲイツさんはマイクロソフトしかり、ゲイツ財団しかり、ビッグ・ヒストリー・プロジェクトしかり、何かを始めるときは、だれかと共同で始めています。協力者を巻き込む力、これも彼の長所かもしれませんね。

注記
(*7) Microsoft Corporation HP, Bill Gates, Biography, updated on Jan. 26, 2010, viewed on May 23, 2011.http://www.microsoft.com/presspass/exec/billg/?tab=biography ;小出重幸『夢は必ずかなう:物語 素顔のビル・ゲイツ』(中央公論新社、2005年) ;「Altair 8800」の中の「Altairの命名者」ウィキペディア、2011.5.27参照。http://ja.wikipedia.org/wiki/Altair_8800

第10回総会開催

中西 治

特定非営利活動法人地球宇宙平和研究所第10回総会が2011年5月22日(日)18時30分-19時15分にかながわ県民センター604号室において開催されました。

第一号議案 2010年度事業報告について

第二号議案 2010年度収支報告について

第三号議案 2011年度事業計画について

第四号議案 2011年度収支予算について

第五号議案 研究所設立10周年記念事業計画について

以上の5議案については原案通り承認されました。

第六号議案 第6期役員選任の件

第6期(2011年7月1日ー2013年6月30日)役員として次の会員が選任されました。(敬称略)

理事は、岩木秀樹、植木竜司、遠藤美純、王元、汪鴻祥、岡田邦生、片山博文、竹田邦彦、徳永雅博、中西治、浪木明、星野昭吉、渡辺宏、計13名。

監事は、神保泰興、和田正二、計2名。

総会終了後に開催された新理事会において理事長に中西治、副理事長に浪木明が互選されました。

以上

2011年5月22日

特定非営利活動法人 地球宇宙平和研究所
理事長 中西 治

3.11と9.11と人間と社会と地球共同体

中西 治

人間とは何か。日本と米国をはじめとする地球社会はこれからどのようになるのであろうか。日本の大震災とオサマ・ビンラディンの銃殺という二つの出来事はこのことを考えさせるものである。

2011年3月11日の東日本大震災とそれによって生じた福島第一原子力発電所の事故は、人間に対して、科学技術の発展に驕ることなく、自然を畏敬しなければならないことを教えている。同時に、人間は助け合う動物であり、他の動植物を慈しむ動物であることを明かにした。

2011年5月1日に米国のオバマ大統領は2001年9月11日の事件の首謀者としてオサマ・ビンラディンを銃殺したと発表した。やられたからやり返したのである。これでは暴力団の抗争と同じである。暴力団は有無を言わさず人を殺すが、国家は被疑者の言い分を聞くものである。

9.11と3.11は、人間の「動物としての獣性と神になろうとする神性」の二つの面を反映したものである。

社会と国家には三つの型がある。

第一は人間が互いに敵であり、「殺さないと殺される社会」である。ここでは生命財産の安全を保障するのは個人と国家である。強い国家が求められる。
第二は人間が互いに友であり、「互いに助け合う共同体」である。ここでは生命財産の安全を心配する必要がないので、国家は弱いか、不要である。
第三は第一と第二の社会が「混じり合った社会」である。ここでは生命財産の安全を保障するのは個人と国家であるが、それほど強い国家を必要としない。

日本は長い間、農業社会であり、助け合いの社会であった。中央主権的な近代国家が成立したのは明治以降であり、そのもとで富国強兵と工業化が強行された。第二次大戦での敗戦により天皇主権の専制的体制は解体され、国民主権と地方自治のもとで国の復興が図られ、成功した。強い国家から弱い国家になった。

米国では植民地時代も、独立後も生命財産の安全を保障するのは個人である。個人による武器の保有が現在も認められている。地域の人々が金を出し合って保安官を雇い、治安を維持した。米国は地域自治であり、国と言えば州であった。第二次大戦後、米国は世界の憲兵の役割を果たすようになり、それに恨みを持った人々のテロの対象となった。いまではテロとの戦争の泥沼にはまり込んでいる。現在は強い国家である。

3.11とビンラディンの死は日本と米国に転機をもたらすであろうか。

日本は第二次大戦後の廃墟から出発して米国に次ぐ世界第二位の経済大国になった。日本にはこの成功による奢りがある。原子力発電所の建設も最初は慎重であり、こわごわであったが、いつの間にか大胆になり、気がついてみれば、日本列島は原発だらけである。これだけ大きな深刻な事故が起こっているのに、原発全廃論の影は薄い。菅首相の政策は中途半端である。

オバマさんの政策も歯切れが悪い。イラク戦争は失敗し、アフガニスタンからも撤退せざるを得なくなっているのに、反省の言葉はない。オサマ・ビンラディンを殺して戦勝ムードである。早速、報復テロが起こり、何十人も死んでおり、米国も戦々恐々である。オバマさんはこのさい中東問題の抜本的解決に乗り出すべきである。そうでないと、また、9.11が起こる。

菅さんも、オバマさんもはっきりしないのは、両国の世論がはっきりしないからである。二人をはっきりさせるのは両国の国民と世界の民衆である。

世界の各地ではさまざまな人々が声をあげ始めている。中東・アフリカの人々の動きはめざましい。日本と米国の民衆も声をあげるであろう。21世紀はこうした地球上の各地の民衆の声が直接各国の指導者を動かす時代である。

世界にはすでに国家間の組織として国際連合 (United Nations) ができている。この組織は国家間の諸問題を解決する上で一定の役割を果たしているが、9.11のような、国家や国家群ではなく、不明確な個人や集団が実行した新しい紛争に対して有効に対応できない。このような紛争を予防し、解決するためには、国際連合と現に形成されつつある地球共同体 (Global Communes) とを結合するような新しい全地球的統治制度が必要である。

地球共同体とは、地球上の各地に住む人間が、血縁・地縁・思想・信条などにもとづいて、互いに助け合い、他人に迷惑をかけることなく、自由に考え、自由に行動し、平和に、豊かに、楽しく、幸せに生きるために集う共同体の集団である。

宙(そら)読む月日 (2) ビッグ・ヒストリー・プロジェクト始まる

のぶおパレットつじむら

ビッグ・ヒストリー・プロジェクト Big History Project (*4) のウェブサイトにはこうあります。

すべてのものには歴史があります。どの人にも、植物にも、動物にも、物体にも、わたしたちの惑星にも、そして、宇宙の全体にも。

それぞれの歴史は、貴重な見識をくれます。それらが合わさると、さらに多くを明らかにしてくれます。ビッグ・ヒストリーは、多くの科学的・歴史的学問分野から得られた証拠と見識を、単一の手にとりやすい起源の物語に編み上げます。これは、わたしたちは何者か、どのようにしてここまで来たのか、周囲のあらゆるものとどのように結びついているのか、どこへ向かおうとしているのか、を探求するものです。

ビッグ・ヒストリー・プロジェクトは、高校生のいやます向学心と学習能力を育むべく献身します。ビル・ゲイツとデイヴィッド・クリスチャンによって始められた当プロジェクトの目標は、ビッグ・ヒストリーが、世界中のできるだけ多くの生徒に教えられるようにすることです。

ここで「単一の」と言っているのは、教育の元となる物語が、それ自体整合性をもった一個の物語として成り立つようにする、という意味で、ビッグ・ヒストリーそのものが単一であるべき、という意味ではありません。

クリスチャンさんが初めてビッグ・ヒストリーの講義を行ったのは1989年、オーストラリアのマッコーリー大学 Macquarie University においてでした。それから15年の歳月を経てまとめられた『時間の地図:ビッグ・ヒストリー入門』では、このように書かれています。(*5

わたしは本書をもって、歴史の、また一般に知の、より統一的なヴィジョンを構築する、という一段と大きな企てへ寄与したいと考えています。そのような企てが困難であることは、十分承知しています。しかし、それは実行可能だし、重要なことだと信じています。だからこそ、いずれ他の人たちが一段とうまくやってくれることを期待しつつ、やってみる価値があるのです。また、現代の創世神話 〔ビッグ・ヒストリーのこと:引用者注〕 が、過去のどの社会の創世神話よりも、豊かで美しいとわかる日が来ることを信じてやみません。これは語るには不完全でも、語る価値のある物語なのです。

他の様々な人びとの物語が自分を乗り越えることを望みつつ、まずは自分がそのための足がかりを築くんだ、という決意表明です。
ここで、誤解のないよう申し添えておくと、ビッグ・ヒストリーの名を冠した本を初めて世に問うたのは、フレット・スピール Fred Spier さんで、クリスチャンさんではありません。(*6

ともかく、大きな絵を描く。人間ですから、現在の水準の科学をもとにしても、いや自分はそう描かないとか、様々な絵を描きたがることでしょう。また、科学の進歩は日進月歩ですから、新たな発見により、絵が描きかえられることも何度もあるでしょう。すると、現時点での、しかもワンノブゼム one of them 的なひとひらの絵に価値がないかというと、そうではありません。知的誠実さをもって渾身で仕上げた大きな絵は、たとい後で誤認だということになったとしても、次の時代の絵の下絵として生きていくからです。

いずれビッグ・ヒストリーは、宇宙飛行士が宇宙へ出る前の必修科目となるでしょう。また、いつの日か異星人と出会うとしたら、初めに自己紹介として彼/彼女ら(性がどのように分かれているかもわかりませんよね)に手渡されるのは、ビッグ・ヒストリーになることでしょう。


*4) ビッグ・ヒストリー・プロジェクト Big History Project
ウェブサイト http://www.bighistoryproject.com/
ツイッター 
http://twitter.com/BigHstryProject
フェイスブック http://www.facebook.com/pages/Big-History-Project/119783268094729
ツイッター、フェイスブックを初めて使う場合は、それぞれに自分の情報を登録し、アカウント(利用権)を得る必要があります。

*5) David Christian, Maps of Time: An Introduction to Big History (Berkeley and Los Angeles: University of California Press, 2004), p. 5.

*6) Fred Spier, The Structure of Big History: From the Big Bang until Today (Amsterdam: Amsterdam University Press, 1996).

総会等のお知らせ

事務局

5 月 22 日 (日) に、かながわ県民センター (JR 横浜駅西口徒歩 5 分) で、理事会、総会記念講演会、総会を開催いたします。

● 5 月 22 日 (日) の予定

場所: かながわ県民センター 604 号室  (JR 横浜駅駅西口徒歩 5 分)
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町 2-24-2  電話 045-312-1121

・理事会
時間: 16:00-16:30

・総会記念講演会
時間: 17:00-18:30
講師: 岡田邦生氏 (社団法人  ロシア NIS 貿易会  ロシア NIS 経済研究所  部長)
演題:「新たな時代の日ロ関係 ー真のパートナーシップを志向してー」

・第 10 回総会
時間: 18:30-19:15

・新理事会
時間: 19:15-19:30

3.11と原発と宇宙地球史

中西 治

私たちは太陽系宇宙のなかの惑星の一つ、地球に住んでいる。宇宙は生き物であり、天変地異に満ちている。天では台風、ハリケーン、竜巻、稲妻など、地では地震、津波などである。

これまでの歴史は主として人間と人間との関係、人間集団間の関係、国家間の関係などを対象とし、人間と自然との関係は自然が人間に大きな被害をもたらしたときに取り上げる程度であった。

宇宙地球史を振り返ると、人間だけではなく、動植物すべてを含む生物の運命に決定的な影響を与えてきたのは自然である。46億年ほど前に地球ができたとき地球上に生命はまったく存在しなかった。地球ができて5億年ほど経ってやっと海底に単細胞生物が誕生した。それが地上で生存できるようになったのは大気中に酸素が蓄積されるようになってからである。2億5000万年前から1000年間ほどは海洋が酸素欠乏状態となり、生物の大絶滅が起こっている。

700万年前に人類が誕生したあとも宇宙の自然は苛酷であった。人間が最終氷河期から脱したのはわずかに1万3000年ほど前である。自然の厳しさはいまも続いている。2011年3月11日の東日本大震災はその一つである。地球上で人間が生まれ、生き続けるのは依然として大変困難である。

人間は命を維持し、生活を向上させるために技術と科学を発展させてきた。人間は採取と狩猟で長い間その日暮らしをしてきた。農耕と畜産によってやっと生活が安定し始めた。人間と牛、馬、犬などの動物が労働力であった。動力源として最初、水や木を使っていたが、やがて、石炭、石油、天然ガスなどを使うようになり、工業が急速に発達した。20世紀に入って新たに原子核エネルギーが登場した。

人間と原子核エネルギーとの最初の出合いは不幸であった。広島と長崎である。このエネルギーを平和的に利用し、人間の幸せに役立たせようとして始まったのが原子力発電所であった。それは人間に大量の電力をもたらしたが、同時に、スリーマイルとチェルノブイリが示しているように、大きな不幸をももたらした。何故か。それは原子核はこれまでの石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料と違うからである。化石燃料は燃えてエネルギーを出せば、あとに残るのは灰である。原子核分裂によってエネルギーを放出したあとに残るのは強い放射能を帯びた核廃棄物である。

化石燃料も二酸化炭素を排出するが、その害を少なくする技術を人間はすでに一定程度身につけている。しかし、人間はまだ放射性核廃棄物を処理する技術を持っていない。しかも、この放射性核廃棄物は現在の人間だけではなく、将来の人間の健康にも多大の悪影響を及ぼすのである。核エネルギーを平和的に利用するためには、まず、この放射性核廃棄物を処理する技術を開発しなければならない。この技術を開発する前に原子力発電所を建設し、稼働させるから、今回のような事故が起こり、悲劇が生ずるのである。それは操業しながら開発するという類の技術ではない。

人間は蒸気船、自動車、汽車、電車、飛行機、ロケットなどを作り出し、地球上はもちろん、いまや地球の引力圏を離れて宇宙にまで進出している。河川の流れを変えたり、堤防を築いたりして治山治水などでも一定の成果を挙げているが、ときに飛行機は落ち、ロケットは爆発し、河川の流れはさらに変わり、堤防は決壊する。絶対に安全だと言っていても、自然の猛威の前では為す術もなく、今回のような事態が起こる。想定外であるというが、想定外のことが起こるのが宇宙であり、地球である。科学技術を過信してはならない。自然は畏敬すべきものである。

3.11と原発事故は改めて人間に自然と科学・技術と人間そのものを見直すように求めている。それを考える上で大いなる示唆を与えるのは、広大な宇宙と地球の自然のなか、長い歴史のなかで人間とその科学技術を考察する宇宙地球史的な観点である。