月別アーカイブ: 2010年2月

最近の日本の政治情勢について

中西 治

昨年 8 月の総選挙で民主党が大勝し、自民党から民主党への政権交代が実現した。国民の多くはこれを歓迎した。最近の世論調査によると、鳩山内閣の支持率は低下し、不支持率が支持率を上回った。

なぜこのようなことになったのか。

鳩山さんの指導力が不足しているからである。普天間問題しかり、後期高齢者医療問題しかりである。加えて、鳩山さんと小沢さんの金銭問題が国民の鳩山内閣離れを促している。このまま行くと、夏の参議院議員選挙で民主党は勝てない。小沢さんでは選挙はできない。小沢さんは参議院議員選挙までに幹事長を辞めるであろう。

自民党は鳩山さんと小沢さんの金銭問題に的を絞り、二人を追い落とし、鳩山内閣を退陣に追い込もうとしている。このところの国会での自民党幹部による鳩山・小沢批判は異常である。かつて政府・与党で指導的な地位にあった人々が次々と国会で、鳩山・小沢非難を繰り返し、罵声を浴びせている。非難している人と非難されている人はかつて同僚であった。恥ずかしい。このことが分からないようである。情けない。

自民党はこのようなやり方では参議院選挙に勝てない。国民はとっくに自民党と民主党の指導者がもともと保守の同僚であり、ともに金権政治にまみれた人々であることを知っている。それでも自民党よりはまだましだと考えて、民主党に日本の政治を託した。いま自民党が為すべきは、これまでの自民党の政策の二番煎じではなく、民主党以上に革新的な新しい政策を提示することである。自民党はこれができない。自民党は鳩山・小沢の民主党とたたかうことを望んでいる。麻生政権時の民主党と同じである。民主党は敵失によって勝った。自民党の狙いも同じである。次の参議院議員選挙で自民党が大敗すれば、自民党の自壊現象はいっそう進む。

現在は 20 世紀後半の政治体制から 21 世紀初頭の新しい政治体制への移行期である。

変革はすでに始まっている。このチャンスを潰し、後戻りさせてはならない。新しい人、新しい考え、新しい展望が開け始めている。政治には善意と崇高な理念が必要である。不屈で、忍耐強く、決定的なときに果断に行動する実行力が必要である。

鳩山さんが普天間問題でそれを発揮することを期待している。そうすれば、鳩山さんは歴史に残る政治家となるであろう。そうでなければ、民主党は鳩山さんでは参議院議員選挙をたたかえなくなるであろう。

歴史はジグザグの道を歩みながら進んでいく。

GA(グローバル・アカデミー)のお知らせ

岩木 秀樹

2009 年度の GA (グローバル・アカデミー) では、多数の皆さんにご参加いただき、充実した論議ができました。またお忙しい中、講義を引き受けていただきた講師の皆様には感謝いたします。2009 年度の GA (グローバル・アカデミー) は以下の通り行いました。 (敬称略)

第 1 回 2009 年 6 月 14 日 (日)
統一テーマ「ヨーロッパとアジアのアイデンティティと現在」
吉野良子 (創価大学助教) 「ヨーロッパ統合の過去・現在・未来」
岩木秀樹 (地球宇宙平和研究所理事) 「中東の 20 世紀ー文明の十字路トルコー」

第 2 回 2009 年 7 月 19 日 (日)
片山博文 (桜美林大学准教授) 「フレデリック・ソディのエコロジー経済学」
林亮 (創価大学教授) 「国際関係論は西欧近代を如何に超克するか」

第 3 回 2009 年 9 月 20 日 (日)
遠藤美純 (地球宇宙平和研究所理事) 「近代世界システムにおけるヨーロッパの台頭」
王元 (地球宇宙平和研究所理事) 「中国の周期的社会動乱の再考:古典周期の終焉について」

第 4 回 2009 年 10 月 18 日 (日)
汪鴻祥 (創価大学教授) 「現代中国外交の再考 -その変化、特徴、課題などについて-」
徳永雅博 (江東区議会議員) 「民主党政権の誕生の背景と今後について」

第 5 回 2009 年 11 月 15 日 (日)
岡田邦生 (ロシア NIS 経済研究所) 「日ロ経済関係の現状と展望」
木村英亮 (横浜国立大学名誉教授) 「ソ連経済における市場経済  中国の体制をどう見るか」

2010 年度も充実した GA (グローバル・アカデミー) を開催いたしたいと思っています。現時点では、2010 年 7 月、10 月、12 月の第二日曜日の午後の時間帯で、青葉区区民活動支援センターで行う予定です。講師を希望される方、お聞きしたい講師がいらっしゃる方、ぜひ岩木までお連絡ください。

UUI 開校について

中西 治

本日は記事「4月の理事会と5月の総会について」のうち、(9) ユニバーサル・ユニバーシティ・インターネット (UUI) 開校について書きます。

私たちの地球宇宙平和研究所 (IGCP) は 2009 年にグロ-バル・アカデミー (GA) を開校しました。 2010 年に UUI を開校します。

4 月 18 日の理事会のあとに、UUI の開校式をおこないます。開校記念講演として中西が「私の人生哲学 ―UUI の開校にあたって―」を講じ、「講義録」を発刊します。UUI で講義をおこなうことを希望される方は希望日時・場所と講義要綱を添えて中西に申し出て下さい。

『所報』『ニューズレター』『ブックレット』の発行、「メーリング・リスト」「ウェブサイト」などデジタル網の確立、「GA」「UUI」の開校と「講義録」の発刊によって IGCP の研究・教育・広報体制が固まります。あとはこの体制を強化・拡大し、読者との交流を発展させることです。

4月の理事会と5月の総会について

中西 治

特定非営利活動法人 地球宇宙平和研究所の皆さん

2009 年度の活動がほぼ終わり、1 年間の活動を総括し、2010 年度の活動計画をたてる時期になりました。2010 年 4 月 18 日 (日) 午後に理事会と研究会、5 月 16 日 (日) 午後に総会と講演会を開催します。時間・議題などが確定しましたら、それぞれ正式にお伝えします。

理事会と総会では次のような問題についての審議・決定を予定しています。

  1. 2009 年度事業報告
  2. 2009 年度収支報告
  3. 2010 年度事業計画
  4. 2010 年度収支予算
  5. 『所報』編集
  6. 『ニューズレター』編集
  7. デジタル (ML 、ホームページなど) 管理
  8. グロ-バル・アカデミー (GA) 実施
  9. ユニバーサル・ユニバーシティ・インターネット (UUI) 開校
  10. 上海訪問
  11. ロシア訪問
  12. ベトナム交流
  13. 顧問・客員研究員委嘱

各担当者の方々、報告準備よろしくお願いします。審議事項が多いので、各項目の報告素案が纏まり次第、順次、メールでお伝えします。

ご意見や議題にすべき上記以外の問題、研究会と講演会についての要望などもお寄せ下さい。よろしくお願い申し上げます。

春です

中西 治

2010 年の 1 月 (睦月=むつき) が去り、2 月 (如月=きさらぎ) が訪れました。

3 日は節分、4 日は立春です。春です。

日本において NPO (特定非営利活動法人) が重要な役割を果たすようになりました。

NPO は政府機関と並んで日本社会を支える主要な NGO (非政府組織) の一つとなっています。

私たちの NPO も設立以来 8 年を経てユニークは研究教育機関として確立しつつあります。

2009 年にグローバル・アカデミー (Global Academy=GA) が発足しました。

2010 年にユニバーサル・ユニバーシティ・インターネット (Universal University on the Internet=UUI) が開校します。

本年は中国上海の万国博覧会 (2010 年 5 月 1 日〜 10 月 31 日) を参観し、ロシアを訪問する他、よりいっそう多面的な交流活動を展開します。

研究所の財政も 2009 年度に健全化され、2008 年度の赤字から脱し、2010 年度を黒字で迎えます。

これも偏に皆さんのご配慮の賜物と深く感謝しています。

2011 年 12 月 15 日の設立 10 周年記念日に向けていっそうの発展に努力します。

ご指導とご支援をお願い申し上げます。

2010 年 2 月 1 日

特定非営利活動法人  地球宇宙平和研究所
理事長  中西  治