月別アーカイブ: 2008年1月

今後の予定と研究会報告者募集

事務局

理事会を受けまして、今後の研究所事業の予定をお知らせし、総会記念講演の講師の希望を募るとともに、合同研究会の報告者の募集をいたします。講師と報告の希望は事務局までお知らせください。宜しくお願いいたします。

今後の予定

  • キューバ訪問結団式(キューバ訪問参加者以外でも参加できます)

日 時:2月10日(日)午前10:30-12:30
場 所:横浜市青葉区区民交流センター会議室1
(田園都市線田奈駅下車1分、電話045-989-5265)
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/shiencenter/index.html

  • 理事会、合同研究会

日 時:3月16日(日)
理事会 午後15:30-17:00
合同研究会 午後17:30-19:30
場 所:横浜市青葉区区民交流センター会議室5
テーマ:合同研究会 「キューバとは、キューバ革命とは -2回の訪問を終えて-」

  • 理事会、合同研究会

日 時:4月20日(日)
理事会 午後16:00-17:30
合同研究会 午後18:00-20:00
場 所:かながわ県民センター708号室(JR横浜駅西口5分)
テーマ:「中国及び東アジア」(※報告者を募集いたします)

  • 理事会、総会記念講演会、総会

日 時:5月18日(日)詳しい時間帯は追ってお知らせします
場 所:かながわ県民センター601号室604号室
※総会記念講演の講師の希望をいただきたいと思います。研究所の内外を問いません。

理事会・講演会報告

事務局

2008年1月13日(日)午後3時から4時半まで、かながわ県民センター70 5号室で、第4期理事会第5回会議が開催されました。

出席理事は書面表決者を含め て11名で、オブザーバーは1名でした。

まず所報第2号発行について、印刷代は約38万円(全155ページ、表紙フルカ ラー印刷、600部発行)で抑えることができ、執筆者買い取りは現在までのところ 約24万円で、諸費用も含めて現段階で約18万円の赤字となっていることが報告さ れました。今後、買い取りや販売等を通じて、すこしでも赤字を少なくする努力をす ることになり、また次回の理事会で所報第2号の収支決算をすることになりました。

2007年度及び2008年度学術交流について、2008年2月25日から3月 6日までのキューバ訪問の参加者は最終的に5名となり、2月10日(日)10時か ら横浜市青葉区区民活動支援センター会議室1で、結団式を開くことになりました。

2008年9月初旬に1週間程度で北京・中国東北を訪問することになり、それが 確定し次第、朝鮮訪問を検討することになりました。

また2009年2月下旬から3 月初旬にかけて3泊程度で沖縄を訪問することも決まりました。

2008年度事業計画について、今後合同研究会を活発に行い、相互の知的コミュ ニケーション交流を活性化させることになり、研究会や学術交流をブックレットや叢 書などの情報提供活動と連動させ、これらの成果を出版して広く世に問うことになり ました。また地球宇宙平和学叢書を来年度、遅くとも再来年度には発刊することを目 指し、具体的に検討することになりました。

理事会について、事前にメールで詳しい内容を知らせ、相互に検討した上で、濃密 な議論をすることになり、今後理事会は3、4か月に1回程度開催することになりま した。

理事会終了後、午後5時15分から7時まで711号室で、中西治氏(本研究所理 事長)による新春講演会「地球社会の現状と私たちの研究所の課題」が行われまし た。そこでは、人類の誕生から説き起こし、近現代の地球の一体化や様々の革命、2 0世紀の地球秩序や現在の各地域の現状に触れ、最後に私たちの研究所の課題を展望 されました。多くの非会員を含めて20名ほどが参加され、活発な質疑応答もされ、 充実した時間となりました。

講演会終了後、新年宴会には10名以上の方が出席され、和やか、かつ活発に行われ ました。 お忙しいところまた寒い中お越しいただいた方々に感謝いたします。

地球宇宙平和研究所所報 第2号 発刊

事務局

『地球Vol2-hyoushi宇宙平和研究所所報 第2号』地球宇宙平和研究所、2007年12月、定価1000円 (会員価格 900円)

目次

論文

中西 治「中国革命・中ソ同盟・朝鮮戦争・日米安保体制
―スターリン・蒋介石・毛沢東・金日成・ローズヴェルト」
汪 鴻祥「『和諧アジア』の構築をめざして ―中国のアジア外交の変化を中心に」
岩木 秀樹「地球宇宙平和学の構築をめざして
―非戦の歴史における憲法9条と自衛権・主権概念の再検討」
辻村 伸雄「大きな歴史 ―歴史研究のコスモナイゼーション」

研究ノート

高橋 勝幸「タイにおける第二次大戦の記憶 ―自由タイ、『メナムの残照』、『王朝四代記』を中心に」
植木 竜司「ネパールにおける地域格差の諸相」

所報執筆要綱
編集後記

迎春

中西 治

2008年の新春、おめでとうございます! 訪れた年が平和で豊かで幸せな年となることを願っています

地球上にはおよそ66億人が住んでいます。 これを社会の体制と地域で分けると次の四つになります。第一は、日本、米国、ヨーロッパ連合(EU)などのように資本主義的な方法で経済発展を遂げた国々です。9億人ほどです。第二は、中国、朝鮮、ヴェトナム、キューバなどのように社会主義的な方法で経済発展を遂げようとしている国々です。14億人ほどです。第三は、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタンなどのように社会主義的な方法で一定の経済的発展を遂げましたが、いま新たな方法を模索している国々です。4億人ほどです。第四は、韓国、インドネシア、インドなどのようにかつては植民地でしたが、第二次大戦後に独立し、いま発展しつつあるアジア、アフリカ、ラテンアメリカの国々です。39億人ほどです。

欧米諸国が地球上の各地で植民地を獲得しようとして競い合った19世紀後半からのインペリアリズム(広域支配主義)の時代は終わりました。20世紀の第一次大戦、ロシア革命、第二次大戦、中国革命、第三次大戦(朝鮮・ヴェトナム・アフガニスタン戦争)とその結果としての米国とソヴェトの国際的な地位の低下を経て、地球上の各国・各地域が自主的・自立的に多様な発展をする時代になりました。

1991年1月の湾岸戦争から現在進行中のアフガン・イラク戦争までの一連の戦争は、米国が中東からバルカン半島にいたる地域に力で米国主導の新しい秩序を確立しようとするものです。この試みは地域の人々の激しい抵抗に遭い、難航しています。ロシアは原油の高騰を背景に経済的・政治的に復活しつつあります。

2050年には地球の人口はおよそ90億人に達します。現在は中国が13億人で1位、インドが11億人で2位ですが、2050年にはインドが16億人弱で1位、中国が14億人弱で2位になります。以下、米国4億人弱、インドネシア2億8000万人ほど、ブラジル2億5000万人ほどです。日本は現在の1億2700万人ほどが、2050年には9500万人ほどに減ります。

地球上の国を「先進国」と「発展途上国」の二つに分けると、現在、前者の人口は12億人ほど、後者は54億人ほどです。2050年に「先進国」の人口はいまとほとんど変わりませんが、「発展途上国」は78億人ほどにふえます。

数は力です。数が知恵と知識と技術を身につけたとき、世の中は変わります。

その良い例が中国です。中国は知恵と知識と技術をあわせもち、ソヴェトの積極面と否定面の経験に学びながら、中国的特色をもつ社会主義社会の建設をめざし、すでに国内総生産(GDP)で米国、日本、ドイツに次いで世界第4位、購買力平価では米国の12兆ドルに次いで第2位の5兆ドルです。日本は第3位の4兆ドルです。中国はいずれ人口一人当たりの国内総生産でも米国に追いつき、追い越し、世界第1位になるでしょう。インドをはじめとする他のアジア諸国、アフリカとラテンアメリカの国々が中国に続くでしょう。

21世紀は地球上のすべての人と地域が光り輝く時代です。地球の一体化によって、それぞれの地域社会が相互に影響を与えあいながら、地球は一つの社会になりつつあります。いま求められているのは、このような時代と社会にふさわしい一段と高い知恵と知識と技術です。これを作り出すためにともに努力しましょう。

実り多い1年に!

2008年元旦