月別アーカイブ: 2007年11月

第4期理事会第4回会議等の報告

事務局

2007年11月11日(日)午後5時から6時半まで、かながわ県民センター709号室で、第4期理事会第4回会議が開催されました。出席理事は書面表決者を含めて12名で、オブザーバーは2名でした。

まず所報第2号発行について話し合われ、継続性を重視することから、第2号の表紙は創刊号と同様なものにすることになりました。

新春講演会については、中西治理事長が講師となり、2008年1月13日(日)午後5時から6時半まで、かながわ県民センター711号室で行うことになりました。またそれに先だって、午後3時から4時半まで705号室で理事会が、講演会のあと午後7時から9時まで新年宴会が開催されます。

2007年度及び2008年度学術交流について、2008年2月25日から3月6日までのキューバ訪問の準備が順調に進んでいることが報告されました。キューバ大使表敬訪問の後、日程・金額等が確定し次第、会員の皆様にお知らせいたします。また2008年8月から9月にかけて中国を、2009年2月から3月にかけて沖縄を訪問する予定であり、それらの準備をすることになりました。

2008年度事業計画について、以下のような様々の意見がでて、今後とも理事会等で検討することになりました。会員に会費に相応しい情報を提供すること。講師の派遣や海外からの人材受け入れ等の事業拡大をすること。合同研究会を増やし、相互の情報交換を増やすこと。土曜日の夜も有効活用すること。学術交流後にブックレット等による情報発信に力を入れることなどです。

認定NPO法人の資格取得に向けて、中西理事長を中心に2008年3月31日までに申請することになりました。

最後に10月13日に杉田劇場で行われた磯子区NPO連絡会設立記念イベントへの参加の報告が行われ、今後とも会員一人一人が各地の様々なNPOや団体と連携をはかっていくことになりました。

理事会終了後、午後7時から9時まで同室で、片山博文氏(桜美林大学准教授)による講義「グローバル・コモンズの構築をめざして」が行われました。ヒロシマの原爆映像なども紹介されながら、平和と地球環境の問題についての講義であり、新鮮かつ興味深いものとなり、質疑応答も30分ほどしました。

なお理事会に先立って、午後1時から3時まで青葉区区民活動支援センターでは、浪木明氏によるスペイン語講座が行われ、午後4時から5時まではかながわ県民センターで所報編集委員会が開催されました。また講義終了後は和やかに懇親会も行われました。

講義「グローバル・コモンズの構築をめざして」

事務局

すでにお知らせしましたように、下記の通り講義を行います。お忙しいとは存じますが、参加いただければ幸いです。

講師:片山博文(桜美林大学准教授)
テーマ:「グローバル・コモンズの構築をめざして」
日時:11月11日(日)午後7時から9時まで
場所:かながわ県民センター709号室
参加費:会員1000円、非会員1200円

日本政界再編劇第一幕、終わる

中西 治

昨11月7日、大学に行っている間に日本政界再編劇第一幕が終わりました。

一昨6日夜に小沢さんが辞意を撤回し、昨夕の民主党両院議員懇談会で正式に辞任を取りやめて、幕は下りました。
第一幕で問われたのは小沢さんの資質と力量です。

参議院選挙で大敗した安倍さんに代わって首相となった福田さんが民主党との大連立を考えたのは当然です。自民党にとって現状を打開する道はこれしかありません。問題は小沢さんの対応です。
参議院選挙で主権者が民主党に託したのは現状の打破です。現在の選挙制度では自民党政権を倒すためには民主党に入れるしかないのです。

小沢さんが心配するように、次の衆議院選挙で民主党が過半数を獲得するのは至難の業です。小沢さんはこの重責に堪えかねて、自民党との連立に身を投じようとしました。それは主権者の願いに反します。
小沢さんは先を急ぎすぎました。少なくとも3年間、おそらく6年間は参議院での民主党の優位は続きます。そのあいだに衆議院でも多数を獲得し、政権を預かれば良いのです。
自民党は連立相手を食いつぶして生き延びる強かな政治家の集まりです。その良い例が社会党です。社会党はもうありません。小沢さんは誰よりもそれをよく知っているはずです。

福田さんはおずおずと海上自衛隊をインド洋へ派遣し、給油を再開しようとしています。小沢さんは国連の旗の下に公然と自衛隊を外国に派遣しようとしています。民主党に票を投じた人が求めているのはそのことではありません。
小沢さんは民主党代表として本当に変わらなければなりません。

日本政界再編劇第一幕、上演中

中西 治

2007年日本政界再編劇第一幕コメディー(喜劇)「小沢代表辞任申し出の場」は上演中です。

事実は小説よりも奇なりと言いますが、事実は芝居よりも面白いです。

主役は小沢一郎さん、端役は福田康夫さんです。

小沢さんは福田さんと合意した民主党と自民党との大連立を民主党幹部が拒否したからと言って、2007年11月4日に民主党代表を辞めると言いだしました。

またかという感じですが、民主党指導部は必死になって小沢さんの慰留に努めています。どの人も小沢さんに代わって代表となり、迫りくる総選挙で勝つ自信がないのです。

民主党幹部が恐れているもう一つは、小沢さんが代表を辞め、何人かの国会議員、とくに参議院議員を伴って離党し、自民党に戻るか、新党を結成して 自民党と連立を組むことです。そうなると、自民党が衆参両院で多数派となり、民主党は両院で少数派となる可能性があります。元の木阿弥です。

はたして何人が小沢さんと行動をともにするのでしょうか。小沢さんは副総理格で入閣できるでしょうが、他に何人が大臣になれるのでしょうか。自民 党が欲しいのは参議院議員です。衆議院議員は有り余っています。それに間もなく選挙です。民主党から衆議院議員が移ってきたら、自民党の候補者調整はいっ そう難しくなるでしょう。ありがた迷惑です。

このような話に民主党の何人がのるのでしょうか。小沢さんは辞任という大きな観測気球をあげ、党内外の反応を見ています。まだ辞意を撤回しようか否かと迷っています。

福田さんは例の鳩が豆鉄砲を食らったような表情で「びっくりした、びっくりした、びっくりした」と短いせりふを三回繰り返しました。心なしかほく そ笑んでいるようでした。私も笑ってしまいました。福田さんは大連立構想について「あうんの呼吸で」と言いました。小沢さんの辞意表明は福田さんへの謝意 表明です。ここまでは短い出番ですが、端役が主役をくっています。

小沢さんも福田さんもともに大連立を望んでいること、外国に自衛隊を出したいことがはっきりしました。違いはどういう条件で出すのかです。兄たりがたく、弟たりがたしです。

外国に軍隊を送るとき、最初は人を助けに行くとか、不正をただすためと言います。さあ、これから外国に人を殺しに行くぞと言ったら、賛成する人はいません。外国への軍隊の派遣は何と理屈をつけても人と人が殺し合う戦争になるのです。

再編劇第一幕はまだ続いています。

9条を守る人を首相に!

中西 治

日本政界の再編劇が始まりました。

まだ幕は開いていません。

プレリュード(前奏曲)が奏でられました。

2007年11月2日に自民党の福田総裁は民主党の小沢代表と会談し、両党の連立に向けての話し合いを始めるように提案しました。小沢さんは党に持ち帰ったあと、これを断りました。

参議院議員選挙で大敗し、参議院で少数派に転落した自民党は、政策を実行するために、選挙で大勝し、多数派となった民主党に助けを求めるより他に方法がないのです。

ここまでは定石です。福田さんにまず石を置かせました。小沢さんはこれを止める石を置きました。さあ、これからです。

福田さんは次へ進むための儀式を終え、インド洋での給油を再開するために具体的な行動に入ります。給油を再開しないという手もあるのですが、福田さんにその勇気はないでしょう。福田さんはまず今国会の会期を延長します。その後に幾つかのシナリオがあります。

一つは参議院で否決されたときに、小泉さんの郵政民営化のひそみにならって、衆議院を解散し、総選挙に打って出ることです。柳の下で二匹目の泥鰌を探します。

もう一つは衆議院で三分の二以上の多数によって再議決し、給油再開法を可決したあとで解散・総選挙をすることです。

いずれにしても、安全保障問題を争点として、給油をしないと日米関係が悪くなると言って危機意識を煽ることでしょう。

さらにもう一つは国会の会期終了後に内閣を改造し、来年の解散・総選挙に備えることです。

いまのところ給油再開の福田さんか、国連の決議があれば自衛隊をアフガニスタンに送り出すという小沢さんか、二つに一つの選択です。

私はもう一つの選択肢があっても良いと思っています。

それは日本国憲法第9条を守り、自衛隊を国外に出さない人を日本国首相にすることです。このような人が多数いる国会議員の中にいないわけはないと思っています。

いよいよ安全保障問題をめぐって政界再編劇の幕が上がります。

海上自衛隊のインド洋からの帰国を喜ぶ

中西 治

石破防衛大臣は2007年11月1日15時に「テロ対策特別措置法に基づく対応措置の終結に関する自衛隊行動命令」を発し、インド洋上で米国、英国、パキスタンなどに給油活動をおこなってきた海上自衛隊に2日午前0時で活動を止め、帰国を命じた。合わせて航空自衛隊が日本国内外の米軍基地間で米軍の輸送支援活動をおこなっていたのも中止される。

私はこれを喜ぶ。

2001年9月11日の事件とアルカイダ、タリバン、アフガニスタンとの関係はいまだに定かでない。それを強引に結びつけて米国はアフガニスタンに出兵し、タリバン政権を倒したが、アルカイダの中心者と言われる人は見つからず、泥沼にはまり込んでいる。

同じことがイラクでも起こっている。イラクに大量破壊兵器があるといって米国はイラクを攻撃し、フセイン政権を倒し、フセイン大統領を殺したが、大量破壊兵器は見つからず、ここでも泥沼にはまり込んでいる。

アフガニスタンでもイラクでも事態は米国軍が介入する前よりも悪くなっている。

日本は先にイラクから陸上自衛隊を引き揚げたが、いままたインド洋から海上自衛隊を引き揚げた。残っている航空自衛隊もイラクから引き揚げるべきである。

海上自衛隊をインド洋から引き揚げることによって日米関係が悪くなると言われているが、そのようなことはない。ブッシュ大統領やそれを取り巻く一部の人は残念だろうが、米国人の多くはアフガニスタンとイラクからの米国軍の撤退を要求している。次の大統領は誰がなっても、アフガニスタンとイラクから米国軍を引き揚げることになるであろう。

日本の一部には現在国会に提出されている補給支援特別措置法が参議院で否決された場合、衆議院で三分の二で再議決し、可決すべきであるとか、自衛隊の恒常的な海外派遣のための法律を制定すべきだとの論があるが、これらは論外である。それは先の参議院選挙で示された主権者である日本国民の意思に反する。

テロも悪いが、戦争はもっと悪い。テロは私的な集団や個人がおこなう戦争であり、戦争は国家がおこなうテロである。戦争でテロを根絶できない。

日本は自衛隊を派遣するのではなく、地球上の各地に住む人間の生活の安定と向上に資し、テロの根元を絶つ努力をすべきである。

世界の流れを変えるときである。