4/10 高円寺反原発デモに参加して

植木 竜司

4月10日、東京都杉並区高円寺にて行われた反原発デモに行ってきました。

私はもう少し早く生まれていれば、絶対学生運動に参加していたタイプだと思うんですが、実際このような集会&デモへの参加は初めてでした。

14時前に高円寺中央公園に行ったところ、もうすでにたくさんの人がいました。警察もたくさんいました。14時より集会が始まり、主催者挨拶や、アピールが行われました。そのなかには、雨宮処凛さんや鈴木邦男さんもいました。また反・反原発の人の話もありました。鈴木邦男さんの「人は、右翼、左翼にわかれるんじゃない。話し合いができる人、できない人にわかれるんだ。」(趣旨)という発言が印象的でした。その後、バンドによる演奏があり、デモとなりました。

参加している人たちは、20代・30代が多かったです。子ども連れや、外国人と思われる方も結構いました。主催者発表は1万5千人とのこと。本当にそんなにいたかは怪しいですが、それにしてもすごい人数でした。

私の個人的な印象としては、デモ自体、節度あるというか、まったりした感じでした(デモ隊自体非常に長く、私が見たのはほんの一部ですので、そうではないところもあったかもしれません)。

私は2~3百メートルだけ参加し、途中から脇に外れて、デモを見ることにしました。みんな思い思いのプラカードを持ったり、仮装などをしていて面白かったです。プラカードや替え歌、「うまいな〜」と思うのが多かったですね。「もういいかな」と思い途中で帰ったんですが、思いきって足を運んでみてよかったです。

原発についてですが、人口密度が高く、地震が多い日本では危険すぎるものであることは当然であり、こんな廃棄の仕方もわからないものを推進してきた政府や行政、関係企業、学者などの無責任さはひどいと思います。また今回の震災→事故をきっかけに世界中で反対運動が盛り上がっているにも関わらず、渦中の日本でこれだけ盛り上がっていないのは異常な状況だと考えます。何はともあれ、いろいろな細かい考え方の違いは横に置いておいても、今、意思表示をしなければならないだろうと思い、参加しました。

確かに我々の生活は一部原発に依存していますが、それはどこかの国の借金漬けの国家予算のようなものです。最初から収入におさまる範囲で支出を考えなくてはいけないのに、日本は発電範囲を越える社会/経済システムを作ってしまった、そのことに問題があります。原発は国債と同じです。今いる我々はもちろん、未来の世代まで背負わなければならない負債です。事故が起こらなくても原発は、運転・メンテ・廃棄・閉鎖などすべての行程で、作業者の生命を重大な危険にさらし、近隣の人々の生命を重大な危険にさらします。つまり「人の不幸」の上に成り立つシステムということになります。そのため、原発は「あってはならない発電方法」なのであり、最初から選択肢から外すべきなのです。

反原発のなかにも、明日にでもすべての原発を止めるのか、徐々に移行して全廃に持っていくのかという議論もありますが、いずれにしろ代替の電力供給/需要体制とともに、社会システム/経済システムも考えていかねばならないと思います。

私は太陽光発電やスマートグリッドに興味があり、資料を集めたりしているのですが、今回のことをきっかけに、もっともっと自分自身勉強し、考えていきたいと思いました。