3. 人類の誕生・進化・拡散とグローバリゼーションの始まり ―コスモナイゼーションとグローバリゼーション

中西 治

700万年前にゴリラやチンパンジーと枝分かれした人類は猿人であった。

最初の500万年から600万年のあいだ、つまり、200万年前から100万年前まで人類はずっとアフリカ大陸に住んでいた。

この間、およそ400万年前に人類は直立姿勢をとるようになり、およそ200万年前から簡単な石器と火を使うようになった。

人類がアフリカ大陸を離れて東南アジアのジャワ島で暮らすようになったのは180万年前から100万年前のことであり、ヨーロッ大陸で生活するようになったのはおよそ50万年前のことである。

4万年ほど前にヨーロッパ大陸に現世人類の骨格をもつクロマニヨン人が出現した。

およそ1万3000年前、最終氷河期が終わった時点で人類はアフリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、アメリカなどの地球上の各地で暮らしていた。狩猟・採取で生きていた。

1万年ほど前から植物の栽培と動物の飼育が始まった。農業革命の始まりである。農業社会の出現である。

日本列島に人類が到達したのはいつだったのだろうか。

国立科学博物館の研究によると、現世人類がアフリカで誕生したのはおよそ20万年前から10万年前、アフリカから世界各地に広がっていったのはおよそ7万年前から6万年前とされている。東南アジアのスンダランド(インドネシアとその周辺を含む亜大陸)に移り住んだ人々がさらに日本列島に移り住み始めたのは4万年前から3万年前のことであった。シベリアから日本列島にやってきた人もいた。およそ1万年前に縄文文化が生まれた。

およそ2300年前に中国や朝鮮半島から渡来した人々が九州北部から日本列島各地に広がり、縄文人と混血しつつ、弥生文化をつくりだした。

新しい渡来人の影響が少なかった北海道と沖縄ではそれぞれアイヌと琉球人が縄文文化を色濃く残しながら、独自の文化を築いていった。

日本列島にはアイヌ、本土人、琉球人という三つの集団が形成された。

日本列島には東南アジアから琉球、九州、本土へ、シベリアから北海道、本州へ、さらに、中国と朝鮮から九州、本州へ人類が移動してきた。琉球から北海道にいたる列島に北から、南から、西からさまざまな人が移住してきた。日本人はそれらの人々とその混血から成り立っており、日本文化もその混合であった。

グローバリゼーションは人類が地球上の各地に拡散することによって始まった。

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