第45回衆議院議員総選挙を終えて

中西 治

2009年8月30日に第45回衆議院議員総選挙の投票がおこなわれ、投票が終了した午後8時に開票を待たず、自由民主党が大敗し、民主党が大勝することが明らかになりました。

国民の多くは自民党と公明党の政権に飽き、民主党を中心とした政権を求めています。

私はこの結果を歓迎します。

民主党が勝ったのは、民主党の政策が良いからではなく、自・公政権の政策が悪かったからです。最大の悪はイラクへの自衛隊の派遣でした。主権者はこれを拒否しました。

1955年体制は半世紀以上、続きましたが、いま、完全に崩壊しました。この体制は自民党内での政権交代システムでした。

「おごる平家は久しからず」です。

民主党のいまの指導者は、小沢さんをはじめ多くは、もともと自民党の人々、それも田中派の人々です。機を見るに敏な人々です。選挙慣れした人々です。

新しく発足した2009年体制は民主党と自民党の二つの政党間での政権交代システムです。

2005年の小泉郵政民営化選挙のときもそうでしたが、小選挙区制度は劇的な結果をもたらします。少数意見をはねとばし、危険な結果をもたらす可能性のある制度です。

麻生政権下の国会運営がその例でした。参議院の反対を衆議院の多数で幾度も踏みにじったのです。

民主党はこれからどのような政治をするのでしょうか。

「前車の覆るは後車の戒め」です。

私たちは選挙のときだけではなく、常に政治を監視し、発言し、行動する主権者でなければなりません。