「憲法9条をまもる 平和共同かながわ」設立1周年記念集会

中西 治

今日、下記の会に出席しました。

「憲法9条をまもる 平和共同かながわ」設立1周年記念集会
糸数慶子参議院議員の講演とパネルディスカッション~米軍再編と神奈川の平和運動

講演者、パネリスト、ともに論客ぞろい。
内容のある大変良い会でした。基地問題の深刻さ、重要性を改めて教えられました。
今日の会合を今後どのように発展させるか。課題は大きく、重いです。

会合で次の「 開会の辞」を披露しました。

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2008年3月8日
「憲法9条をまもる 平和共同かながわ」設立1周年記念集会
糸数慶子参議院議員の講演とパネルディスカッション~米軍再編と神奈川の平和運動~

  • 開会の辞

皆さん 今晩は。「憲法9条をまもる 平和共同かながわ」の共同代表の一人を務めています中西治です。国際関係論の専門家です。本日はお忙しいなか、沖縄県選出の糸数慶子参議院議員をはじめ神奈川県の大和市、相模原市、横須賀市、座間市の各市会議員の方々、また、かくも多数の皆様が私たちの会の設立1周年記念集会にご参加いただき厚く御礼申し上げます。テレビ神奈川と神奈川新聞が後援して下さったことに心から感謝しています。

米国は戦争によって獲得した土地や軍事基地を簡単に手放しません。私は先月、2月25日から一昨日、3月6日までキューバ共和国を訪問してきました。キューバには有名な米軍のグアンタナモ基地があります。この基地は19世紀末のキューバとスペインと米国との戦争の結果、1902年にキューバがスペインから独立以来すでに100年余にわたって存在しています。

私たちの国、日本にも1945年の敗戦からすでに60年余にわたって日本各地に米軍基地があります。米軍基地は永遠に続くかに見えますが、そうではありません。その例がフィリピンです。フィリピンも19世紀末のスペインと米国との戦争の結果、米国の植民地となり、米軍基地が置かれましたが、1946年に独立し、1992年に米軍基地を完全に撤去させました。

私は米軍基地を撤去させる力は基地のある地域の住民の忍耐強い、絶え間ない、不屈の強い意志と行動にあると考えています。フィリピンから米軍基地を撤去させたのはフィリピン上院の決議です。日本でも衆参両院が日米安全保障条約を廃棄する決議を採択すれば1年後には米軍は日本から引き揚げざるを得ないのです。

第二次大戦後初めて日本でも昨年の参議院議員選挙の結果このようなことが可能な政治状況が生まれています。沖縄では昨年の参議院議員選挙で糸数さんが基地反対の統一候補として再選されました。次は私たちの神奈川の番です。沖縄に灯った希望の灯火を神奈川で引き継ぎ、日本全国に広めるならば、憲法9条をまもり、日本から米軍基地を無くすことができるのです。私たちはそれをめざしてこの集会を準備しました。そのようになれば、この集会は歴史的な意義を持つものになるでしょう。この集会の成功を信じています。ありがとうございます。

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以下、『神奈川新聞』2008年3月8日付け記事(「『人権踏みにじる事件なくならぬ』/在日米軍再編でシンポ」)の転載:

米軍基地の現状を考えるシンポジウム「米軍再編と神奈川の平和運動」が八日、横浜駅西口近くのかながわ県民センターで開かれた。市民団体「憲法9条をまもる平和共同かながわ」の主催で、約七十人が参加した。

二月以降、沖縄県で中三少女への暴行や飲酒運転、住居侵入など米兵による不祥事が相次ぐ中、同県選出の糸数慶子参院議員が講演。在日米軍再編について「基地負担を軽減するどころか、基地を固定化し、負担を押しつけるもの」と批判。「基地ある限り、人権を踏みにじる事件事故はなくならない」と訴えた。

基地問題に取り組む大和、相模原、座間、横須賀の各市議と糸数参院議員のパネルディスカッションも行われ、米軍再編による影響などについて議論。米陸軍第一軍団前方司令部が発足した在日米陸軍キャンプ座間(座間、相模原市)を抱える座間市の中沢邦雄市議は「司令部の発足で、テロの危険もキャンプ座間に背負わせようというのが米国の本音」と強調。

八月に原子力空母配備が予定されている米海軍横須賀基地のある横須賀市の瀧川君枝市議も「空母そのものが攻撃対象で、危険極まりない」と危機感をあらわにした。

「基地の反対勢力の団結を」(大波修二大和市議)、「米軍にとって居心地の悪い神奈川に変えよう」(金子豊貴男相模原市議)との決意が示され、糸数参院議員も「米軍に物言うために超党派で取り組むことが必要」と述べた。