フィンランドの教育

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投稿者:社会派かあちゃん

フィンランドのトゥーラ・ハータイネン教育相が来日し、6月23日「今後の学校教育の質向上の方法を探る」というセミナーに出席した。

経済協力開発機構(OECD)による学習到達度調査の結果を基に、今後の学校教育の質向上の方法を探るセミナーが23日、東京都内で開かれた。中山成彬文 科相はあいさつで「調査は各国の長所や改革点について客観的データを提供した。各国の知識を共有しあい教育の質向上につなげてほしい」と話した。(共同通 信 6月23日)

フィンランドといえば、上記学習到達度調査で読解力などが世界1位とされ、日本はいくつかのジャンルで順位を抜かれたこともあって、この手の調査結果に敏感な日本の教育界では「フィンランド」は最近特に注目されている。

トゥーラ・ハータイネン教育相は、14と17歳のお子さんを持つ子育て真っ最中のお母さん大臣で、すらりとした長身、爽やかな微笑がとても印象的だ。彼女は初め看護士をしていたが、子どもができてから更に大学院で学び続けたとのこと。 彼女の自信に満ちた落ち着きと真剣な眼差し――そこには、磨かれた学識と子育ての経験によって「今、やるべきこと。大切にすべきこと。」を国の教育政策に生き生きと反映させている様子が表れているような気がした。

ところで、セミナーの席上「フィンランドの学力向上の秘訣は?」-との問いに「成功の鍵は市民平等の原則。平等主義に基づいて子どもに最善を尽くしてきた」と語っていた。 平等主義に基づいて子どもに最善を尽くす――なんて当たり前で素適な言葉なのだろう。 日本の文科相始め教育関係者は、もっと込み入った種明かしを期待していたのでは。

常日頃から、おばちゃんが解せない事の一つに「なぜ同じ日本の国に生まれて、こうも偏った教育環境で学ばなければいけないの?!」ということがある。 国や自治体の○○モデル校、△△推進校というところには、湯水のように予算が配分される。 都立高校のIT推進校の場合、一校になんとまるまる二校分の予算がつく。トイレモデル校の世田谷区内の小学校、トイレは高級ホテルのようだ。

モデル校を作って教育の行く先を研究するのも重要だし、学校ごとの特色を求めるのも大切だと思うけれど、お金がなくて理科の実験もできない義務教育校があるのも現実。もうちょっとうまくお金を使って平等にすることは出来ないものか。

そこの大臣。おたくの子は私立で通したから、義務教育の公立校をよく知らないと思うけど、一度真面目に考えてみて。 「ふたりの子は地元の公立小中学校に通わせました。そこがとても良かったから。」と答えたフィンランドのお母さん大臣の言葉が忘れられない。