茶の間で平和を考える

近藤 泉

ロンドンの同時多発テロで亡くなられた方々とそのご家族に、心からお悔やみを申し上げます。 傷を負ったみなさまに、心と体の傷の痛みが一日も早く癒えることをお祈り申し上げます。

◆ 茶の間のテレビは、増え続ける犠牲者の数を叫んでいました。 我が家の男の子は、最新のロールプレイングゲームの攻略法について友達と話していました。

「死者は30人になりそうです。」
「あいつとこいつをやっつけたよ。超ムズイー。」
「誰が持ち込んだ爆弾なのでしょうか。」
「倒し方、教えてあげるね。」

やめなさい!!

我が家では、子ども達と話し合って一つだけ約束をしました。 「テロで人が亡くなっているのだから、当分の間バトル物のゲームは禁止。」

殺しではなく、登場人物(怪物?)をふわふわ~と消してしまう物も入れると、バトル物ではないゲームはほとんどない、と子どもが教えてくれ ました。子どもが小さいうちは、親もパズル物のテレビゲームの相手をしてやったり、傍にいて「『死ね』という言葉を使ったら1ヶ月ゲーム禁止だからね。」 なんて悲しい見張り番をしていました。小学校のクラスで、我が家は最後から2番目の遅さでテレビゲームを買いました。買ったばかりなのに小さい息子はゲー ムの達人でした。何のことはない、家にゲーム機がなくても友達の所で修行済みでした。母ちゃんの大反対の中、父ちゃんが子どもにプレゼントしてしまいまし た。

◆ 最近神奈川県は、過激な内容のゲームソフトを「有害図書」として青少年に販売できないよう条例を整備しました。人を殺し続けるリアルな画面、非現実の世界 に誘う巧みなシナリオ。買う方も悪いが、作る方が悪の元凶。身分証明なしでは売らせない法規制、素晴らしい前進ですが、一つの自治体に任せていいはずがあ りません。多摩川を越えれば自由に手に入る訳ですから。

そして、一つの県の子どもだけが守られるのではなく、全国の子ども達を守るべきだからです。

私はこの条例の話を聞いてすぐ地元市議に相談しました。いろいろ調べてくれて、都のレベルで取り締まるべきものである、ということが分かりました。

やっぱり!

都議会と連携して今後是非取り組んで行きたいと言うことでした。

本当は過激ゲームソフト製造そのものを規制してもらいたいものです。選んで買わせた筈なのに買ってからあまりにひどい内容のゲームに、封印をした物もあります。命を慈しむ人間を育てたいのに、人殺しを弄ぶ遊びを教えた商業主義を心底憎みます。