「平和博物館」について

今井 康英

今回は、平和博物館について述べます。これは、ブログのブックマークでも紹介している通り、私が「アウシュヴィッツ平和博物館」のサポーター(賛助会員)であることから作ったカテゴリです。この平和博物館は、もともと栃木県塩谷町にありましたが、諸般の事情により、現在の福島県白河市に移転しました。今後もささやかながらサポートしていくつもりです。

ニューズレター「imagine」第7号(2005年7月10日発行)によると、7月30日(土)には新展示室がオープンします。増築工事により、展示スペースが約2倍に広がります。アウシュヴィッツ関連展示が更に充実し、アンネ フランク・ギャラリーは全面リニューアルします。「アンネの日記」の日本版初版本など貴重な資料が展示されます。団体見学者用のビデオシアター(30人収容)もオープンします。7月30日の新展示室オープンを記念して、この日は全館無料公開となります。当日は午後2時から、「白河 平和の夏祭り」も行われます。(夏祭りの詳細は、博物館HP http://www.am-j.or.jp/ あるいは7月23日付のブログに掲載してあります)

また10月22日(土)に、アウシュヴィッツ生存者講演会が行われます。会場はサンルート白河(白河市)。講師はカジミェシ・アルビン氏です。氏は1922年、ポーランドの古都クラクフ生まれ。1940年6月、開設以来の最初の囚人728人の一人としてアウシュヴィッツ強制収容所に送られた。囚人番号118号。1943年、奇跡的に脱出に成功し、反ナチス地下抵抗運動に参加。戦後、ワルシャワの国際貿易センター通商代表兼研究員などを歴任。現在、収容所の実態を後世に伝える生存者有志の団体「アウシュヴィッツ国際委員会」の副会長、収容所跡を保存管理する国立アウシュヴィッツ博物館の国際委員を務める。戦後60年を迎え、アウシュヴィッツでの体験を日本の皆さんに語る最後のチャンスと考え、来日講演を承諾。なお23日以降、福島市、会津若松市、いわき市でも開催予定。講演会の実行委員、ボランティアを随時募集しています。(詳細は、博物館事務局 0248-28-2108まで)

私は「宇都宮平和祈念館をつくる会」の会員でもあります。HPは現在公開されていませんが、制作中ということです。平和祈念館の建設も、まだまだ、これからです。7月12日の宇都宮空襲の日には、620人以上の犠牲者を追悼して、宇都宮駅前を流れる田川で第4回「ふくべ灯篭流し」を行いました。29日(金)、30日(土)、31日(日)には第20回「宇都宮空襲展」を宇都宮市中央生涯学習センター大ホール及び視聴覚室で開催します。今回は、「憲法(第9条)が改正されたら、どうなるか?」を、宇都宮空襲の歴史を踏まえて、具体的に問題提起する展示になります。私は、宇都宮市民の一人として、この活動にも取り組んでいきたいと思います。

追記
http://www.am-j.or.jp/index2.htmより、講師変更のお知らせ <2005年9月5日>

アウシュヴィッツ生存者講演会
講師:アウグスト・コヴァルチク氏
戦後60年を迎える今年、コヴァルチクさんはアウシュヴィッツでの体験を日本の皆さんに語る最後のチャンスと考え、来日講演を承諾してくださいました。(当初来日公演を予定していらしたカジミェシ・アルビンさんは体調不良により来日を断念されました) 10月の生存者講演会は、高齢に達しているアウシュヴィッツ生存者が自らの口から歴史の真実を語る貴重な機会となります。ぜひ、お越しください。

アウグスト・コヴァルチク氏のプロフィール
August Kowalczyk

1921年ポーランド生まれ。ナチス占領下の1940年、フランスで結成されたポーランド亡命政府軍に参加すべく国境を越えようとしたところを逮捕され、アウシュヴィッツ強制収容所に送られる(囚人番号6804)。2年にわたる収容所生活を体験し、当初は反ナチスの政治犯収容所だったアウシュヴィッツがホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の中心地へと変貌していく過程をつぶさに目撃した数少ない生存者の一人。1942年、アウシュヴィッツから奇跡的に脱出し、反ナチス地下抵抗運動に参加する。戦後は、ポーランドを代表する俳優・監督の一人としてテレビや舞台で活躍。現在、収容所の実態を後世に伝える生存者有志の団体「アウシュヴィッツ国際委員会」の中心メンバー、ナチス犠牲者全国組織の地方委員長を務める。

講演会の日程

  • 10/22(土) 17:00 ホテルサンルート白河
  • 10/23(日) 13:30 福島県教育会館
  • 10/25(火) 18:30 会津若松市文化センター

[入場整理券 1,000円]

お問合せは、0248-28-2108(アウシュヴィッツ平和博物館)