日米戦争開始76年にあたって

中西 治

本日2017年12月8日は、日本が1941(昭和16)年12月8日(米国ハワイ時間7日)に米国ハワイのパールハーバー(真珠湾)を奇襲攻撃し、米国との戦争を始めてから76年です。

私は当時8歳。その日の朝のことをいまもはっきりと覚えています。

それから4年後1945(昭和20)年8月15日に日本の敗戦を伝える昭和天皇の玉音放送を聞きました。12歳でした。

それからさらに72年、私はいま84歳、ふたたび戦争の足音が朝鮮半島から、中東から聞こえてきます。

現在、戦争が起こる可能性がもっとも高いのは朝鮮半島です。

戦争はどんな理由があっても先に仕掛けた方が悪いのです。

私は金正恩さんも、トランプさんも最初に戦争を始めないように願っています。

朝鮮半島で戦争が始まれば、今度は戦火は朝鮮半島に止まらず、日本列島にも及ぶでしょう。

沖縄の日米軍事基地だけでなく、日本各地にある原子力発電所も攻撃の対象になるでしょう。ここを攻撃し原子炉を破壊すれば原子爆弾や水素爆弾を使用しなくても大きな被害を与えられることを地震と津波で大きな被害をうけた福島の原子力発電所が教えています。

絶対に朝鮮で戦争を起こさせてはなりません。この点で国際連合が果たす役割は大です。

朝鮮戦争は米国軍・大韓民国軍をはじめとする国際連合軍が朝鮮民主主義人民共和国軍と中国人民義勇軍の連合軍と戦いました。この戦争は現在停戦中です。

ここで国際連合が前面に出て朝鮮民主主義人民共和国と話し合い、完全な平和を回復することが必要です。

その後に米国との国交正常化と朝鮮半島の非核化です。

トランプさんとは何者か最初は良く分かりませんでした。大統領就任後1年弱にしてやっとその正体が分かってきました。

彼は商売人です。

儲かるとなったら、兵器でも飛行機でも自動車でも何でも売ります。

損をするとなったら、米国がこれまで一生懸命つくってきた環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を投げ出し、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国を批判し、気候変動枠組条約(COP21)から離脱します。

トランプさんは自ら超大国としての地位を放棄しています。

トランプさんはエルサレムをイスラエルの首都として認め、そこへ米国大使館を移すと言い出しました。これはこれまでの中東和平への米国の努力をも水泡に帰し、中東だけでなく、世界の各地を戦場と化します。

トランプさんは超大国アメリカ合衆国の大統領としてふさわしくないようです。

そのことについて最終的な判断を下すのは米国民です。