ポツダム宣言受諾69年にあたって

中西 治

1945年8月15日に日本は米国・中国・英国・ソビエトの4か国首脳のポツダム宣言を受諾した。この宣言の中には日本国政府が全日本国軍隊の無条件降伏を宣言することも含まれていた。当時、私は12歳、中学1年生であった。奈良県の五条で玉音放送を聞いた。

それから69年間、日本は新しい憲法のもと主権在民・基本的人権の尊重・恒久平和主義の道を歩んできた。

本年7月1日に安倍晋三内閣は憲法解釈を変え、「集団的自衛権」の行使を認め、日本の自衛隊が外国で戦争をできるようにした。日本は戦争をしない国から戦争をする国に変わった。

日本はふたたび戦争への道を歩みはじめた。この道は軍国主義の道であり、日本人を含め世界の多くの人々を不幸にする道である。この道を阻止しなければならない。

特定非営利活動法人地球宇宙平和研究所は本年1月11日に『ビッグ・ヒストリー入門』を上梓した。幸いにして多くの読者を得た。そこでこの本を改訂・増補した新しい本『ビッグ・ヒストリーと21世紀の国際秩序』を本年9月末に出版することにした。

世界では現在ウクライナとイラクで内戦、イスラエルとパレスチナのあいだで戦争が続いている。人間と人間の殺し合いがおこなわれている。この事態をどのように見、それにどのように対処するのか。新しい本はこのことを示している。

『ビッグ・ヒストリー入門』の上梓と関連してさまざまな論議が展開されている。ビッグ・ヒストリー(大きな歴史)とユニバーサル・スタディーズ(宇宙学)は宇宙のすべてのことを対象としている。大いに議論し、地球上で使われているすべての言語を含めて壮大で多彩な、多様な新しい文化と学問をつくりだしたい。

良き日々を!

2014年8月15日正午