平野健一郎他編著『国際文化関係史研究』出版に寄せて

中西 治

平野健一郎さんが平野さんの指導を受けた古田和子さんたちとともに、2013年4月24日に東京大学出版会から『国際文化関係史研究』を出版しました。

私が平野さんと初めて会ったのは大学院生のときでした。当時、彼はまだ学部生でしたが、その後、大学院に進み、東京大学教授、早稲田大学教授を経て現在、国立公文書館アジア歴史資料センター長を務めています。

「国際文化関係史」は第二次大戦後に日本で生まれた国際関係論のなかから平野さんがつくりだした新しい研究分野です。

この本はその最初の本格的な研究論文集です。平野さんがいかに優れた研究者であり、いかに良き教育者であるかがよく分かります。

この書は「戦後の日本で隆盛を見た国際関係論」が「20世紀の終焉とともにその闊達さを減少させ、視野を狭めてきている」ことに対する平野さんの挑戦です。

私も20世紀末からそのように感じ、新しい研究分野を探求してきました。

その到達点が「宇宙・地球・生命・人間の暦史(ユニバーサル・ヒストリー、ビッグ・ヒストリー)」であり、「宇宙学」です。

その研究・教育組織が地球宇宙平和研究所であり、ユニバ-サル・ユニバーシティーであり、宇宙大学です。

私もそろそろ『宇宙学研究(仮称)』の編纂に取り組もうと思っています。

宇宙学は宇宙の森羅万象、人間のすべてが研究対象です。だれもが学び、書けます。

志を同じくする同僚の参画を求めます。

良き日々を!

2013年5月12日 母の日に