はじめに〈宇宙の誕生と哲学・物理学の発展〉

中西 治

2012年7月22日にユニバーサル・ユニバーシティにて行われた講義の草稿を、複数回に分けて掲載いたします。―事務局

2012.7.22 講義草稿 中西治

宇宙の誕生と哲学・物理学の発展
―「ヒッグス粒子発見か」に寄せて―

はじめに 

この講義草稿は2012年7月4日にヨーロッパ合同原子核研究機関(CERN)が「ヒッグス粒子」と見られる新しい素粒子を発見したと発表したことと関連して、2012年7月22日にユニバーサル・ユニバーシティーでおこなった講義をまとめたものです。

ここでは、まず、素粒子とは何か、宇宙はどのようにして誕生したのか、ヒッグス粒子とは何か、などについての最新の説を紹介し、続いて、古代ギリシャの哲学者は宇宙をどのように見ていたのか、天動説から地動説、万有引力、電磁気力、相対論へと物理学はどのように発展したのか、物理学が直面している課題はなにか、などの問題を検討し、最後に、ユニバーサル・ヒストリー研究者・教育者の果たすべき役割について考えます。