21世紀にふさわしい新しい思想と学問の創造を! : ユニバーサル・ヒストリー(宇宙地球史)入門(4)

中西 治

2012年1月7日に配信された2011年度第6号講義を複数回に分けて掲載いたします。―事務局

特定非営利活動法人 地球宇宙平和研究所
ユニバーサル・ユニバーシティ・インターネット
2011年度講義録第6号 (2012年1月7日)

ユニバーサル・ヒストリー(宇宙地球史)入門(4)

21世紀にふさわしい新しい思想と学問の創造を!
――ビッグ(ユニバーサル)ヒストリーが地球を救い、宇宙を救う――

中西 治

1.1945年8月15日、日本の敗戦を11歳の少年で迎える

1931年9月18日に満州事変が起こり、第二次大戦が始まった。私は1932年12月30日に日本で生まれ、1945年8月15日の日本の敗戦を11歳の少年(中学校1年生)で迎えた。

私は1952年4月から1956年3月まで大阪外国語大学でロシア語を学び、ソヴェト研究を始めた。私がソヴェト研究・共産主義研究を始めたのは、戦前・戦中に日本でもっとも勇敢に戦争に反対したのが共産主義者であったからである。私は戦争反対の思想と運動として共産主義に関心を持った。

私は大学を卒業後、1956年4月から日本の通信社「ソビエト・ニュース社」に勤め、東京大学大学院に進み、日本放送協会(NHK)報道局で働き、1966年4月から2008年3月まで42年間、日本と中国などの諸大学で教え、ロシアと米国などの諸大学で研究した。

私は大学院で国際関係論を専攻し、大学で国際関係論を教え、大学院で国際社会論の研究指導をした。

私が国際政治学ではなく、国際関係論を選んだのは、日本の多くの国際政治学者が戦前・戦中に戦争による日本の対外膨張政策を支持し、正当化してきたからである。

国際関係論は日本で第二次大戦後に始まった新しい学問であり、自国の平和だけではなく、世界の平和をめざしていた。