11. #15「ホイール(円形の物)」: ユニバーサル・ヒストリー(宇宙地球史)入門(2)

中西 治

人々の最たる科学技術革新のリストのトップにあるのは、また、ホイール (wheel:円形の物) である。

最初のホイルは、おそらく、その本来の目的に使うために運んでこられた石臼であったであろう。石切職人が石切場で石臼を作り、それを何とかして製粉所に運んで行かなければならなかった。

ホイールをいかに発展させるのかの理論の一つは、ローラー (roller:ころ) とハンマー (sledge-hammer:大槌) のアイデアである。

これらのシステムはエジプトのピラミッド (the Egyptian pyramids) 建設に役立ったし、それ以前はメソポタミアのジッグラト (ピラミッド形神殿) (the ziggurats of Mesopotamia) 、また、多分、イングランド南部のストーンヘンジの巨石墳墓 (the megalights of Stonehenge) の建設に利用されたであろう。

ホイールは物を動かす方法、一日にどこまで遠くへ行けるのかの方法、村からどこまで耕作できるのかの方法を変えた。

かくして、ホイールは牽引用動物を飼育する先触れとなった。物をどんどん前に引っ張っていくのにうんざりしたとき、他にもっとうまく引っ張っていける方法がないかと探そうと一度は決めるからである。