24. #2 「火の制御利用」: ユニバーサル・ヒストリー(宇宙地球史)入門(2)

中西 治

「火の制御利用 (taming of fire) 」

火は長い間まわりにあったし、落雷によって、しばしば、生じた。

火を必要なときに作れること、もしくは、最初に、自然の火からか、または、保管されている火から火を得、それを望むときに使用できるようにすることによって、人間は寒いところで生き、暗くなってからも働き、暗くて、おそらく、危険な場所で生活し、夜に動物を追っ払い、保存するために食べ物を料理することが可能になった。

発火技術はその習得がきわめて難しい。それは、おそらく、よりいっそうの労働の専門化を意味するだろう。この労働の専門化とは、人間が火のすき (fire plow) 、火起こし錐 (fire drill) 、燻し火の束 (smudge bundle) 、および、葉巻たばこ (cigar) として知られるような物などの単純な技術を用い始めることであった。