23. #3 「傾斜板のような単純な器具」: ユニバーサル・ヒストリー(宇宙地球史)入門(2)

中西 治

「傾斜板のような単純な器具 (Inclined plane simple machine) 」

ともかく、ランプ (ramp:傾斜通路) を考えないでいただきたい。ブレード (blades:刃) 、ウェッジ (wedges:くさび) 、シュート (chutes:管・樋など) 、スライド (slides:滑り台) 、スクリュー (screws:ねじ・船のスクリューなど) を考えていただきたい。

ランプもこの種の器具に入るが、もっと身近な形の変わったものを見よということである。それがここで言う単純な器具である。

東アフリカのオルドバイ峡谷 (Olduvai Gorge) で発掘された 190 万年前の斧・大きな包丁のコア (chopper cores) は、物をつくろうとするはっきりとした努力を示している。

彼らは狩りのためと同じように、切断し、解体するためにも隠れ場を利用していた。

このような技術がクロービスポイント (Clovis point) の矢の高い芸術とアルキメデスのスクリュー水ポンプ (screw water pump) のいっそう高い芸術に到達した。
スクリュー水ポンプは運河と川からポンプで水を汲み上げ、汲み出し、スクリューの単純な曲がりを持ったかんがい用水路に流すことによって水のかんがいを可能にした。