21. #5 「象徴的コミュニケーション」: ユニバーサル・ヒストリー(宇宙地球史)入門(2)

中西 治

「象徴的コミュニケーション (Symbolic communication) 」

人間 (human beings) は洞窟 (cave) の壁画 (painting) から出発して、時と空間をこえて、互いに通じ始めた。それは単に面と向かってだけではなかった。

人がシンボルをとおして人々と通じることが出来るという考えは、情報と言語を具体化することを可能にした。それは私たちに情報の宝庫を与えた。

この情報の宝庫は、あなたがフランスのラスコー (Lascaux) 洞窟の壁画を描いたのか、それとも、はるかかなたからラクダによって運んでこられた時期などを表示した、エジプトのアスワンのカウンター (counters) を見つけたのか、それがどのようにおこなわれたのかを、誰かに示し、正確に伝えられることを必要としなかった。

同じ時に、シュメールの象徴的コミュニケーションはくさび形文字に発展し、押し固められた葦はやわらかい粘土とそれを焼いたものに発展した。

私たちはくさび形文字についての驚くべき結末を知っている。それは、粘土の刻板を脱するのが実際に難しかったからである。