18. #8 「陶磁器」: ユニバーサル・ヒストリー(宇宙地球史)入門(2)

中西 治

「陶器 (ceramics) と磁器 (pottery) 」。

古代人が火の底で発見したのはくぼみだけではなかった。くぼみの他の物の一つは、粘土 (clay) のかけらであった。それは繰り返し燃やされることによって、硬くなり、多孔度が低下していた。

こうしてあなたは粘土の瓶を作る能力を身につけた。最初は穀粒のような乾いた物を保管した。ついで、液体を保管できる焼いた粘土、最後は土器・陶器類 (earthenware) 、陶磁器類 (stoneware) 、磁器 (porcelain) 。それはやがて中国人の手によって高度な芸術となった。

紀元前 6600 年、シリアにおいて発掘された簡単な粘土製の壺に始まって、今日では、きわめて立派なトイレットに至るまでの全行程を前進してきた。それはガラスに似た陶器であり、粘土を鋳型に入れ、燃やすという同様の過程を経て作られた。

私たちのマイクロエレクトロニクスもまた磁器と陶器に負っており、そのお陰を蒙っている。コンピュータ・チップは陶器の回路基盤の上に組み立てられており、それがコンピュータ・チップから熱を遠ざけている。陶器がなければ、チップは発火するし、あなたの携帯電話は働かない。