14. #12 「神と宗教」: ユニバーサル・ヒストリー(宇宙地球史)入門(2)

中西 治

社会機構 (social institutions) としての神 (gods) と宗教 (religions) である。

宗教は集団内外における創造によって社会的結合を創り出す。それは聖職者階級 (priestly class) に超権威 (super-authority) を与える。権威はあなたが誰であるかから来るものではなくて、むしろ、あなたが代表している人から来る。それは規範的方法と動機づけ的方法の二つの方法で行動を形作り、すさまじく経済的に効果的な仕方ですべてのものを形成する。

もし、あなたが古代シュメールの宮殿に住む聖職者・王 (priest-king) であるならば、あなたは、「余は神である。神が話している。人間ではない。」と語る規範的権威を持つ。そして、あなたは、あなた自身にも、支配階級にも何の特別な負担なしに、生涯を終えた後の褒美を約束する能力を持つ。それはあなたが決して支払わなくてもよい借金である。

経済的で、組織的な宗教組織は、大方、何らかの別の経済的前借り (economic advance) を有しながら、トップの場所にただちに位置づけられている。

ドストエフスキーは小説『カラマーゾフの兄弟』の中で登場人物に次のように語らせたときに、おそらく、もっともよくそれを評したであろう。

父フョードル・パーヴロヴィッチは言った。「畜生、それがすべてだ。最初に神を発明した人間におれは何もできないではないか。」

それに、次男イヴァン・フョードロヴィチは答えている。「もし、彼らが神を発明しなければ、そして、ブランディーがなければ、どちらもなければ、文明はなかったであろう。」