8. #18 「化石燃料」: ユニバーサル・ヒストリー(宇宙地球史)入門(2)

中西 治

今日、私たちは「化石燃料 (fossil fuels) 」と聞くと、つい、何か、この問題でトラブルに引き込まれたのかなと考えがちである。しかし、化石燃料は過去 100 年間、決定的に重要であった。

石炭が初めて使われた記録が残っているのは、およそ紀元前 1000 年、中東においてであった。

そのとき、そこには木炭のように燃える岩があると言われた。それは露天の石炭現場であった。そこで人々は簡単に表面からかけらをとり、集めた。それはまた大変温かい、持続的な火をもたらした。石炭と木炭は多くの、その他の重要な技術に貢献した。

しかし、石炭を採掘するようになるまで、長い間、待たなければならなかった。

その独自の目的のために、また、そうではなく、たとえば、「デルフィの神託 (the Oracle of Delphi) 」として知られるようになった炎のために、掘り出された天然ガスを初めて使用したのは 1859 年であった。

そのとき私たちはオハイオで初めて天然ガスをうまく掘り出した。

同じ年に西ペンシルヴァニアで最初の石油がうまく掘り出され、最初の石油精製がおこなわれた。

それから 1 世紀半、私たちの化石燃料中毒は、おそらく、もはや止められないことを理解するに至った。

化石燃料は経済が機能する方法を変えた。はじめて、エネルギーと燃料の密度が物の移動を可能にした。それは運輸の変化を意味した。

ミシガン州のディアボーンにあるフォード博物館には高さ 80 フィートの蒸気機関が幾つか展示されている。今日ではソフトボールくらいの大きさの動力草刈り機のような小型エンジンを造ることが出来る。

これはすべて、化石燃料のエネルギー密度のおかげである。

私たちは私たちの一生のうちに化石燃料を完全に取り替えることはできないであろう。しかし、 A 地点から B 地点に移動するのに燃やすのには、石油と天然ガスは余りにも高くつきすぎているのではないかと、私たちは考え始めている。それは、これらの炭化水素が驚異的な薬品やプラスチックス、私たちが必要不可欠と考えているその他の数千の物を作る物質でもあるからである。