2. #24 「電磁気」: ユニバーサル・ヒストリー(宇宙地球史)入門(2)

中西 治

人々と動物が骨の折れる労働をするのが常であった仕事に電気 (electricity) を利用することができると考えるのは革命であった。

ハンス・クリスチャン・オーステッド (Hans Christian Orsted) は 1820 年にその効果に気付いた。

1821 年にマイケル・ファラデー (Michael Faraday) が電動機 (electric motor) を思い付いた。

現代社会における原動力 (motive force) のほとんどと T.ボーン・ピッケンズ (T. Boone Pickens) が燃える化石燃料 (fossil fuels) によって作られていると宣伝しているすべての電気、エレヴェーターとエスカレーターで私たちを持ち上げ、私たちの自動車でターンさせているものなど、すべての物は、私たちのために働く電動機を有しており、電灯 (electric lights) を有している。

これらすべては電磁気 (electromagnetism) の諸理論から来ている。

電気がいかに重要であるか。

エジソン (Edison) がニューヨークのマンハッタンに最初の電球を取り付けてから 5 年後、最初の発電会社「エジソン電気会社」は大晦日の真夜中に 5 分間、電灯のスイッチを切ることによってその記念日を祝うことを望んだ。ニューヨーク市長は、これは公共の安全を危険にさらすと宣言し、エジソンが電源を切らないようにした。

冷凍庫と冷蔵庫のケースに繋がる電気が切られている食料品店に行くことを考えてもみよ。私たちの食料供給制度、私たちの通信・運輸制度を考えてもみよ。

工業化された社会で私たちが何もしないというのは、電気がなければ、可能である。

実は、イラクとアフガニスタンで私たちが成功できるか否かを計る手厳しい物差しは、私たちがインフラストラクチャー (infrastructure:文明社会の基本設備) を建設でき、照明を確保できる能力を持っているか否かである。