1. #25 「相対性と量子力学」: ユニバーサル・ヒストリー(宇宙地球史)入門(2)

中西 治

科学技術革新#25 は 1912 年に発明された相対性 (relativity) と量子力学 (quantum mechanics) である。

特殊相対性 (special relativity) 以来、 1905 年のアインシュタイン (Einstein) の奇跡的な年以来、私たちはやっと 103 年である。私たちが工業化された社会で触れているものはすべて、アインシュタインと彼の同僚の恩恵を受けている。

事物と宇宙を観察する私たちの全体的な見方は、 1905 年から 1912 年までの 7 年間に変わった。

現実に、あなた方は、このペーパーをスクーリンで読み、電話で話し、テレヴィジョンを見、自動車を運転していないだろうか。もしくは、ソリッド・ステート (solid-state:電子管の代わりに半導体や集積回路などのような固体物性を利用した素子) なエレクトロニクス (electronics:電子工学) を使っていないような、現代的な驚くべき、その他のものを使用していないだろうか。

このエレクトロニクスは、最大の諸銀河系 (galaxies) から最小の原子内粒子 (subatomic particles) に至るまでの、宇宙の構造 (the structure of the universe) についての思考方法における革命的な科学技術革新によって可能となった。

この思考方法の革命的革新が私たちをしてマイクロエレクトロニクス (microelectronics:超小型電子工学) やナノテクノロジー (nanotechnology:ナノメートル=10 億分の 1 メートルレベルの微細加工技術) を作ることを可能にしている。

現実に、私たちが 20 世紀に作り出した原子爆弾 (the atom bombs) をいかにして取り除くのかという、 21 世紀のより厄介な、未解決な挑戦の一つが存在することもまた、この相対性と量子力学に負っている。